240607 大前研一 『第4の波: 大前流「21世紀型経済理論」』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★大前研一 『第4の波: 大前流「21世紀型経済理論」』

□アルビン・トフラー『第3の波(THE THIRD WAVE)』1980年


・第1の波 農業革命 農業社会
・第2の波 産業革命 工業化社会
・第3の波 情報革命 IT社会(脱工業化社会)
・第4の波 AI・スマホ革命 サイバー社会

※IT社会との違い スマホベース、AIベース、無から有を生む

●企業経営に関して、

 優れた経営者は1つのことだけを言う。

 ダメ経営者は次から次へと新しい命令を出して結局、何もできない

 と指摘してきた。

●AIの強みと弱みですけれども、

 これはコンピューターですが、記憶とかそういうやつは圧倒的に強い。

 しかし、0から1を生み出す構想力、それから介護などの細やかな神経とか人手が必要なところ、

 これはコンピューターは苦手なんです。

 したがって、サイバー社会でメシの種になることというのは、人間にしかできないことに限られる。

 これの最たるもの、富を生むものは「見えないものを見る力」、つまり構想力ということです。

 学習指導要領の外側。ここは、日本は非常に強いんです。

 スポーツや芸術、ゲーム、漫画、アニメなどです。

 それだけではありません。料理の分野でも日本人は傑出しています。

●シンガポールとか、あるいは台湾、イスラエルのように、

 基本的に生徒全員が理系で、

 そこにアートやヒューマンサイエンスといったものを加えて、

「STEAM(スティーム)」

「サイエンス」「テクノロジー」「エンジニアリング」「アート」「マセマティックス」

 という教育に変えてしまった国が今も強いし、これからも強くなる。

●注目すべき日本のスタートアップ企業
・助太刀(すけだち)
・ユニファ ルクミー
・バニッシュ・スタンダード スタッフスタート(STAFF START)
 アパレル店舗スタッフがレビューを作成し、投稿

●政府は新型コロナ対策として特別定額給付金10万円を全国民に配りましたが、
 その42.7%は貯金されています。

 そして、日銀の「資金循環統計」で家計の資金の過不足を見ると、
 ここ40年のうち39年は過剰~つまり、家計の資金は余っているんです。

 だから、いまや個人金融資産が2000兆円を超え、
 しかも半分の1000兆円余りは預貯金と現金で持っているという状況になっています。

 それが「円キャリー」で海外に流出し、貧しい国が使ってくれているわけで、
 世界に最も貢献しているのは日本、ということになります。

●スパイク型企業・・・1つの分野で尖った強みを持つ企業

●COLA(コーラ)=Cost Of Living Adjustment

●自分を変える3つの方法
・時間配分を変える
・付き合う人を変える
・住む場所を変える

●日本人の優秀な人材から得られるヒント
「見える化」「聞こえる化」

 スポーツは世界トップクラスの選手の技術や演技を、
 漫画やアニメやゲームは面白い作品を自分の目で見ることができる。
 音楽は世界中の優秀な音楽家の演奏を自分の耳で聞くことができる。

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