210719 堀江貴文 / 『君はどこにでも行ける』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★堀江貴文 / 『君はどこにでも行ける』
●劇作家 平田オリザ「三つの寂しさと向き合う」
私たちはおそらく、いま、先を急ぐのではなく、ここに踏みとどまって、
三つの種類の寂しさを、受け入れなければならないのだと私は思っています。
一つは、日本は、もはや工業立国ではないということ。
もう一つは、もはや、この国は、成長はせず、
長い後退戦を戦っていかなければならないのだということ。
そして最後の一つは、日本という国は、
もはやアジア唯一の先進国ではないということ。
(中略)
私たちはこれから、「成熟」と呼べば聞こえはいいけれど、
成長の止まった、長く緩やかな衰退の時間に耐えなければなりません。
●メディアアーティスト 落合陽一 2015年の末、ツイッターで
日本人のセルフイメージって2010年のGDPのままな気がする。
中国に抜かれたって大きく報じられたから
今でも僅差だと思ってる人多すぎる。
今の日本のGDPはアメリカの約1/4だし、中国の半分以下だし、
一人あたりは世界27位の貧しさだ。
●ウィンブルドン現象
テニスの全英オープンで自由競争による地元勢の淘汰の末、
海外の選手ばかりになり、
イギリス人選手がほとんど活躍できなくなったという、皮肉な現象のこと。
●出て行く人は出て行くし、出て行かない人は頑固なまでに出て行かない。
それがれっきとした事実だ。
どちらが良いか悪いかではない。
二極化が進むなかで、
自分はどちらのスタンスで、生き抜いていけばいいのか?
を真剣に自問しないといけないのだ。
僕たちは、どこにでも行ける。
ならば、どこへ行く?
●移民が解禁されたとして、
アジアから日本へ移民が大挙してやってくると考えているのかもしれないが、
そんなことはない。
移民は、予想されているほどには来ない。
日本はアジアの新興国の移民たちから、
一番に選びたい国ではなくなっているのだ。
永住して、税金や年金など、
ひどく割高な国民の義務を引き受けたがるアジア人は、多くはない。
日本には遊びに来たいけれど、
日本人になるメリットは浮かばないというのが彼らの正直なところだろう。
●成層圏気球
高高度気球・・・成層圏などの高層大気に放たれる気球のこと。
(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/高高度気球)
□カーン・アカデミー(Khan Academy)
無料でワールドクラスの教育を
誰にでもどこででも提供することを使命とする非営利団体。
●日本人は、なぜかお金ばかりを惜しむ傾向がある。
高いから設備投資せずに人手で仕事をまかなうとか、
移動にお金がかかるから長距離バスに乗るとか、バカバカしすぎる。
惜しむべきは、お金ではない。
時間だ。時間は命なのだ。
●船曳建夫(ふなびき たけお)『「日本人論」再考』
「日本」が新時代へ行くための模索のなかで、
不安が発生するのは当然なのだけれど、
グローバリズムの標準化が完了すると、その不安は消滅することになる。
簡単に言うと、君のいま現在の不安や、アイデンティティの揺らぎは、
時間が経てば消えていくということだ。
時が過ぎれば、君の行動を制限している思考の壁は、消えていく。
多少の痛みや苦しみは伴うかもしれないが、
「この苦しみがいつまでも続く」ということは、決してない。
僕たちはすでにグローバリズムの流れのなかにいる。
思いこみの抑止力は、いずれ弱まっていくのだ。
●2015年公開の映画『マイ・インターン』
●
「イヤなことを我慢して努力している」人が評価される時代は終わりだ。
「好きなことをしている人がビジネスでも人生でも、いちばん強い」時代へ、
日本も移行するだろう。
もっと本質的な意味で、好きなことをする、
好きなことを見つけるための社会が、つくられていくと思う。
いまがどうしても不安だというなら、
来るべき未来まで、じっとしていてもいいだろう。
好きなことが、いま見つからなくても、
君の知らなかった新しい何かが、海の外から届けられるかもしれない。
世界も日本も勝手に変わっていく。
君も好きにしたらいいのだ。