211221 吉田穂波 / 『「つらいのに頼れない」が消える本』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★吉田穂波 / 『「つらいのに頼れない」が消える本――受援力を身につける』
●受援力
助けを求めて、助けを受ける心構えやスキルのこと。
●作家 アーネスト・ヘミングウェイ
The best way to find out if you can trust somebody is to trust them.
だれかを信頼できるかを試すのに一番いい方法は、
彼らを信頼してみることだ。
●頼られる側 3つのメリット
(1)自己肯定感がアップする。
(2)承認欲求が満たされる。
(3)心身の健康状態が向上する。
米国の研究では、人助けや利他的なことをすると自己効力感が高まり、
心理状態が改善され、健康長寿につながるということがわかっています。
ピッツバーグ大学における調査では、
自分がサポートを受けるよりも他人をサポートするほうが、
よりストレスが軽減したという結果がでました。
●人は自分の仕事が人助けに関わっているときほど、
自分がしている仕事にやりがいや意義を見出だせる、という調査結果もある。
「他人を助けることが、実は自分自身を助けることになっている」
●ヨーロッパでは、
「人は迷惑をかけて生きていくものだから、
他の人の欠点も受け入れてあげなさい」と教わります。
●アサーティブネス
自分の気持ちも相手の気持ちも大切にしたうえで
自分の思っていることを伝えるコミュニケーションスキル。
●アサーティブネス 基本的な4つのステップ(DESC法)
(1)Describe(説明する)
客観的な事実や状況を伝える。
(2)Express(表現する)
自分の意見、考えを伝える。
(3)Specify(具体的な提案をする)
具体的な提案をする。
(4)Consequences(望ましい帰結を示す)
相手が提案を受け入れなかった場合の、代案を示す。
●ラベリング理論
こちらが先にラベルを貼ると、
相手も貼られたラベルのとおりに行動する確率が高まる。
例:トイレ「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」
●自分の心が満たされることリスト
自分の心に余裕がなくなる前に、
自分がリフレッシュし、エネルギーをチャージできる物事を
いくつかリストアップしておくことをおすすめします。
●「ありがとう」を繰り返してくどくならないよう、
「本当に助かりました」「感謝しています」「心からお礼申し上げます」など
●Youメッセージでは、
相手を評価することになり上から目線と受け取られがち。
Iメッセージでは、
自分がどう感じたのかを伝えることができ、
相手が受け取る印象が大きく変わります。
例:Youメッセージ
「○○さんは、お仕事が丁寧で、正確ですね」
Iメッセージ
「○○さんの丁寧で正確なお仕事のおかげで、
期限内に提出できて、(私は)本当に助かりました」
●相手と助け合いの関係を続けたいときの断り方 4つのポイント
(1)NOとは言わずに、まず真っ先に謝る。
(2)断る理由を伝える。
(3)代案を出す。
(4)相手のことを考えているということを表現する。
●気がかりリスト
・あなたが今、自分自身のことで気がかりなことは?
・不測の事態が起きたときに備え、やっておきたいことは?
・5年後、10年後など、将来を見据え気になっていることは?
●頼ることはつながること。
□受援力リーフレット
https://honami-yoshida.jimdofree.com/リーフレット/